減量といえば、ダイエットや運動を思い浮かべる人がほとんどですが、毎日の睡眠も体重の増減に大きな影響を与えるということを知っていましたか?食欲やカロリー消費、体内のホルモンバランスをつかさどる睡眠は、減量成功のための重大要素。減量を考えている人にぜひ知っていただきたい、睡眠不足が肥満を招く6つの理由をご紹介します。
食事や運動だけじゃない。減量に睡眠は欠かせない
厳しい食事制限をしても、一生懸命運動しても、なかなか思うように体重が減らないという方。もしかすると、それは 睡眠が不足しているからかも。
睡眠不足でげっそりやせ細るイメージを持っているなら、それは大間違いです。睡眠は減量を成功させるための隠れた重要ポイント。睡眠が足りない人は肥満度指数のBMI値が高くなる傾向があることが多くの研究で明らかになっているのです[1]。
一日の睡眠時間は人によりそれぞれですが、7時間未満の睡眠が続くと体重に影響が出始め、アメリカでは睡眠不足の肥満の可能性が高まるのが大人で55%、子供ではなんと89%という報告がされています[2]。6万人の非肥満の看護士の睡眠と体重の関係を16年間にわたり調査した研究では、睡眠時間が5時間以下の人は睡眠時間が7時間以上の人に比べて肥満傾向が15%上昇したそうです[3]。また、5日間の間、5時間のみに睡眠時間を制限して体重の変化を調べた別の研究では、調査終了後に参加者の体重が平均で0.82kg増加し、短期間の睡眠不足でも体重増加につながることを示す興味深い結果も出ています[4]。
なぜ睡眠不足が肥満につながってしまうのか。体重が気になる方ならぜひ知っておきたい6つのポイントをご案内します。