ブラジリアン料理の定番シュラスコは日本でもだいぶ定着してきました。そこに変化球を投げ込んでいるのが、ここスーペルバッカーナ。変化球という名の「何か新しいこと」を提供するために、「儲けなしでも美味しいお肉を食べて欲しい!」という良心で牧草牛のステーキを驚くほどリーズナブルに提供しています。
銀座の一等地、建設されてまだ2年のPuzzleビルの最上階に位置するのがこのブラジリアンレストラン。ワンフロア1店舗という贅沢な創りのビルで、そのペントハウスともなればこの開放感あふれる景色。2面丸々フロアトゥーシーリングの壁一面のガラスが銀座のど真ん中で浮遊している気持ちにさせてくれます。
① 牧草牛(グラスフェッドビーフ)のステーキ
ランチの牧草牛ステーキ150gは「出れば出るほど赤字だけど、喜んでいただければいいんです!」となんとも良心的なバッカーナ株式会社取締役の中橋薫樹さん。表記上は150グラムとなっていますが、実際は成形の段階では200グラムのカット。鉄板の上で熱々に焼かれて出てくるステーキが、「150グラムにしては大きい!」と感じるのも納得。でもここが牧草牛の不思議。臭みなく、お肉本来の旨味をぎゅっと閉じ込めた焼き加減で、楽しめるからペロッといただけてしまいます。そのままでも十分に味付けもされ、脂身に甘みがあるので塩胡椒と合間って半分はソースなしで、味に変化をつけてみようと残りはステーキソースをトライ。この特性ステーキソースは商品化してほしいと思うほど日本人の舌に合わせた醤油ベースで美味しいのです。大満足の一皿。