できれば、あまり苦労せずに簡単に痩せたい、、というのがダイエットをしている人の本音。そういった人たちを誘惑し続けるのが、代わる代わるメディアに登場しては流行となり消えていく安易なダイエット法。特に、「飲むと効果絶大」というようなうたい文句のサプリメントは数えきれない程存在します。しかし、ほとんどの場合、例えそういった効果がある可能性を示した文献などがあったとしても、消費者が期待しているような効果はないものばかり。効果が期待できないどころか、副作用の危険も潜んでいるまであります。今回は、ダイエットサプリに潜む真実に迫ります。
1. ハイドロキシカットhydroxycut
アメリカでは10年以上前から減量サプリメントとして売られており、 カフェインやレディースマントルエキス、オリーブエキス等のハーブを調合して作られています。
カフェインは、代謝を約3%~11%、脂肪燃焼を約10~29%高めますが[1][2][3][4]これは短期的な影響であり、結果的にカフェイン耐性を高め、長期的に体重減少につながるという研究結果はありません。また、その他のハーブは、ラットの代謝を促進し、ニワトリの体重増加が約20%減少したという研究結果がありますが[5]、大量投与であったため、なかなか人に当てはめるのは難しいと言えそうです。