年々増加傾向にあるSNSの利用率。以前の記事では、若者のSNS使用による心の健康リスクをお伝えしましたが、総務省が発表した2019年の調査結果によると10代~30代で80%以上、40代~50代で70%以上と、幅広い年齢層で利用されています。SNSも使い方次第では有意義な情報などを得ることができますが、それと同時に嫌でも目に入ってくるのが政治や社会、他者への誹謗中傷などのネガティブな気の滅入る投稿やコメント。TWITTERのトレンドなどを見ると多くがネガティブなコンテンツです。こういったネガティブなコンテンツを繰り返し閲覧することは、どんどんマイナス思考になり、うつ病などのメンタルヘルスにも悪影響を与える可能性もあります[1]。また、他人が優雅で楽しい生活をしているのを見せられると、自分の生活と比較して気が滅入ったりするものです。今回は、1日を通してポジティブな気持ちで過ごすために試してもらいたい、一日一膳を実践することでの健康効果をお伝えします。
意識的に行いたい一日一善
言葉の通り、一日に一回、善となる行動を実践し毎日積み重ねることを一日一善と呼ばれていますが、これが漠然と良いことだと分かっていてもどんなメリットがあるのかも曖昧で、意識的に実行している人は少ないことと思います。一善といっても種類は大小さまざま。積極的なボランティア活動をはじめ、コンビニの募金箱に1円を入れる、道に落ちているゴミを拾う、席を譲るなど、直接的、間接的に他者に対して親切な行動をするだけなので非常に簡単です。ここで大切なのが、小さな善でも毎日意識的に探すというこっと。冒頭で述べたように、私たちの頭の中は、朝起きてから、休憩中、寝る前まで、SNSなどのネガティブコンテンツで無意識に頭がマイナス思考になってしまっている傾向があります。こういったネガティブなマインドを覆すためにも、善を探す、実行することを1日中意識をするだけで全く気分が変わってくるのです。