良質のタンパク質やビタミンD、抵炎症作用のある多価不飽和脂肪酸のオメガ3など、魚には人間の健康に不可欠な重要な栄養素がたくさん含まれています。魚を積極的に食べることが推奨される一方で、水質汚染の影響が指摘されているのも事実。魚は食べるべきなのか、避けるべきなのか? 栄養価が高くかつ重金属リスクが少ない魚の選び方とは? 気になる魚の健康効果とリスクをgeefeeがご案内します。
魚が身体に良い理由はその圧倒的な栄養価にあり!
魚は昔から日本人にとって大切なたんぱく源です。健康の専門家から近所のおばあちゃんまでがこぞって「魚をどんどん食べなさい」と勧めるだけあり、おいしいだけでなく栄養学的にも非常に優れた食品です。
魚はタンパク質、ヨウ素、豊富なビタミン類とミネラル類、オメガ3の強力な供給源。中でも注目したいのはオメガ3。心臓や脳の健康に深く関わり、胎児や乳幼児の脳の発達にも多大な影響を与えるため、妊婦や授乳中の母親にとって特に重要な栄養素です。
もちろん子供や妊婦でなくても、魚を食べることで得られる恩恵は絶大です。魚を定期的に食べることで健康にどんなメリットがあるのか、代表的な効果を挙げてみましょう。
・心臓発作[1][2]や脳卒中のリスクが軽減する[3][4]
・加齢が原因の脳機能の低下、とくに認知能力の低下を遅らせる[5]
・うつ病の予防や治療に効果を発揮する[6][7][8][9]
・子供の1型糖尿病や大人の自己免疫疾患のリスクを軽減する[10][11][12]
・子供が喘息にかかるリスクを減少させる[13]
・視力障害の主原因となる黄斑変性症の発症リスクを下げる[14][15]
・睡眠の質を向上させる[16]