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油断禁物。ブラック缶コーヒーに含まれている添加物。

油断禁物。ブラック缶コーヒーに含まれている添加物。

geefee ポイント geefee ポイント

・香料やその他の食品添加物が含まれている商品があるブラックコーヒー缶
・純粋なコーヒー豆で生産されたブラックコーヒー缶
・懸念材料の1つである環境ホルモンのBPA
・砂糖だけが入っているわけではない微糖コーヒー

 

geefeeでも何度かお伝えしているコーヒーの健康効果。ビフィズス菌を増やしたり、血糖値の調節、血管の健康維持、脳にも良い影響を与えるということが科学的にも分かっています。コーヒーを飲むのであればストイックにブラック、という方が多いのでは?ミルクやクリーム入りのコーヒーは抗酸化物質のクロロゲン酸が体内で吸収されるのを阻害し、糖質である砂糖は血糖値を上げインスリン抵抗性を増やすことに。人工甘味料もさまざまなリスクを懸念するとおススメできません。お気に入りの豆を挽いて家で飲むコーヒーがベストではありますが、外出先ではブラック缶コーヒーという選択肢もありますよね。でも、ブラック缶コーヒーには添加物が入っているものもあることを知っていましたか?今回は、添加物の観点から要注意のブラック缶コーヒー製品とおススメの製品をピックアップしてみました。
 

 

添加物入りのブラック缶コーヒー

全国公正取引協議会連合会によると、ブラックコーヒーとは、

 

乳製品又は乳化された食用油脂を使用しない場合に限り表示できる。また、糖類を使用したものにあっては、「ブラック」の文字と同一視野に「加糖」と表示する。

 

とあります。よって上記以外の食品添加物が入っている場合にはブラックコーヒーと呼ぶことができます。無糖のブラック缶コーヒーであれば、さすがに添加物を入れることはないだろうと思うかもしれませんが、実際には添加物が含まれているものも多いのです。それではどのような添加物が含まれているか実際の商品をみてみましょう。5つピックアップしてみました。

 

スターバックス ブラックコーヒー

原材料:コーヒー(コーヒー豆(コロンビア、ブラジル、その他))/香料

 

キリン FIRE ファイア ブラック 目覚めの深煎り

原材料:コーヒー/香料/シリコーン

 

「『ワンダ』極」ブラック ボトル缶

原材料: コーヒー(コーヒー豆(ブラジル産、エチオピア産、その他))/香料/乳化剤

 

ジョージア ディープブラック

原材料:コーヒー/香料

 

ビズタイム 冴えるブラック

原材料:コーヒー/乳化剤

 

多くのブラック缶コーヒーには、風味や香りを与えるために香料が添加されます。この香料は、「天然香料物質と合成香料物質に分けられる香料物質と天然香料複合物、熱処理香料又はスモーク香料、及びこれらの混合物を香料とする」、と厚生労働省では定義されていますが、成分の詳細の記載義務がないため、とても曖昧な添加物なのです。よって、メーカーが発表しない限りどのような香料成分が使用されているのかは不明となりますが、コーヒーのような飲料には酢酸エチルやイソアミルアルコールなどの工業製品や家庭用品でも使用されている化学物質が使用されていることがあるようです。微量であれば食品に含まれていても安全性が高いと言われていますが、これらの化学物質は少量の吸引や摂取でも毒性が強く、特に酢酸エチルの長期摂取は内臓に損傷を与える可能性も示唆されています[#]Barnes, Valencia. 2018. “Ethyl Acetate in Food.” November 5, 2018. https://ecolink.com/info/ethyl-acetate-in-food/.

 

 

また、コーヒー成分の沈澱の防止や腐敗防止のために一部の製品に乳化剤が使用されています。あるマウスを使った研究では、乳化剤は腸内細菌叢に影響を与え腸炎やメタボリックシンドロームを促進する可能性が示唆されています[#]Chassaing, Benoit, Omry Koren, Julia K. Goodrich, Angela C. Poole, Shanthi Srinivasan, Ruth E. Ley, and Andrew T. Gewirtz. 2015. “Dietary Emulsifiers Impact the Mouse Gut Microbiota Promoting Colitis and Metabolic Syndrome.” Nature 519 (7541): 92–96.

また、気になるのがシリコーン(ポリジメチルシロキサン)。液体にできた泡などを消すための消泡剤として食品に添加されています。危険性は低いと言われていますが、まさかブラックコーヒーに入っているとは思いもしないような食品添加物なのでできれば避けたいところ。

ただのブラックコーヒーだと思って飲んでいたブランドでもこうした食品添加物が含まれている可能性が高いのです。
 

 

添加物無しのブラック缶コーヒー

数多くある缶コーヒー製品の中には添加物を一切入れないものも販売されています。飲むのであれば断然こういった商品がおススメ。

 

ドトールコーヒー リキッドコーヒー無糖

原材料:コーヒー

 

成城石井 アイスコーヒー 無糖

原材料:コーヒー

 

神戸居留地 ブラックコーヒー

原材料:コーヒー

 

UCC上島珈琲 ブラックコーヒー無糖

レギュラーコーヒー100%(厳選アラビカ100%使用) 香料無添加

 

日本ヒルスコーヒー MAJOR ブラック無糖

原材料:コーヒー
 

 

 

砂糖が含まれているだけじゃない微糖コーヒー。

ちょっと砂糖が入っている位ならたまには大丈夫と思っていても、微糖缶コーヒーには、

 

コーヒー、牛乳、砂糖、全粉乳、デキストリン、乳清ミネラル/乳化剤、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、安定剤( 増粘多糖類)、セルロース、(一部に乳成分を含む)

 

と食品添加物がいっぱい。ブラックコーヒーにちょっとだけ砂糖が入っているような単純なものではありませんのでおススメはできません。無添加ブラックコーヒーにちょっとだけ自分で砂糖を入れた方がはるかにマシです。
 

 

環境ホルモンのBPAの懸念も

缶製品と言えば、geefeeでも何度かお伝えしている環境ホルモン(内分泌かく乱物質)の1つBPAは懸念材料の1つです。缶コーヒーからもこのBPAが検出されたという例もあるので、缶コーヒーを飲むことが日常習慣になっている人はちょっと考え直した方が良いかも。

どうしても携帯用のコーヒーがほしい人は、少々面倒でも自分で作ってタンブラーに入れるのがベストですが、こういった瓶入りの濃縮されたコーヒーを薄めて作るのも良いかもしれません。

 


 

 

まとめ~ブラック缶コーヒーに含まれている添加物。~
今回色々と調査をして分かったのが、添加物入りと無しのブラック缶コーヒーはだいたい半々位あるということ。添加物なしの商品も身近で意外と安易に探すことができます。お気に入りの商品が既にある人は、添加物が含まれているかどうかを確認することから始めましょう。自動販売機などでは原材料の確認はなかなか難しいので、今回リストアップした添加物のない缶コーヒーを参考に自分に合った味を探してみてくださいね。でも、できれば自宅で作ってタンブラーに入れたコーヒーを持ち歩く方が安心してコーヒーを美味しく楽しめますよ。
 

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