た。トライしたことがある人も多いと思います。この断捨離にフォーカスしたアメリカのNetflixのテレビシリーズ「Tidyng Up」が放映されてから、アメリカでの断捨離の流行が一気に加速しました。この断捨離と非常に近しい関係にあるのがミニマリズム。このミニマリズムは、1960年代にアメリカで特に美術や建築、音楽などの芸術諸分野の間で流行が始まりました。双方共にアメリカで注目されているシンプルライフに特化した思想です。今回は、このミニマリズムが与える生活の影響にフォーカスしていきます。
断捨離とミニマリズムはどう違うの?
受け入れることを断ち、手にしているものを捨て、物への執着心から離れるという思想が断捨離。ヨガの行法から応用されています。この思想に非常に近いのが1960年代に音楽や美術の分野から生まれたミニマリズム。「minimal(最小限) + ism(主義)」という語源からもわかる通り、最小限主義と呼ばれるこの思想は、必要のないものを減らし物への執着心を断つ断捨離に対して、日常生活あるいは人生においての無駄なことを省き、自分が本当に大切だと思うことにフォーカスすることに思想の基準を置く考え方です。物に注目する断捨離とは違い、ミニマリズムは、物に限らず、時間や思考や人間関係も対象となります。本当に大切なことにフォーカスすることで、自然と自分の身の回りの無駄を省き心に余裕のある空間を与えます。