脂肪にはさまざまな種類がありますが、以前のグラスフェッドバターの記事[関連記事:意外と知られていない!グラスフェッドバター・グラスフェッドギーの魅力とは?]やグラスフェッドビーフ記事[関連記事:食べるならグラスフェッド・ビーフ! その驚きの栄養価とは!?]の中でもご紹介したCLA(共役リノール酸)は、脂肪のエネルギー源という性質以外でも、様々な健康効果が期待できます。色々な食品から摂取をすることができるこのCLAですが、特に含有量が多く安全性が高いのが牧草飼育された動物のお肉。今回はこのCLAをまとめて解説していきます。
CLA(共役リノール酸)とは?
オレイン酸やEPA、リノール酸など、脂肪酸と言っても種類さまざま[関連記事:種類さまざま!「脂質」についておさらいしよう!]。リノール酸が異性化した構造を持つ脂肪酸であるCLAは、科学的にはトランス脂肪酸の一種です。一般に言われているトランス脂肪酸は健康に有害ですが [1]、このCLAはその意味では全くの別物。一般のトランス脂肪酸とは違い天然のトランス脂肪酸で、多価不飽和オメガ6脂肪酸の一種であり、多くの健康効果が期待できる脂肪酸です[2]。