健康ブームの到来で、最近徐々に注目を集めている食品があります。それは、グラスフェッド・ビーフ(牧草飼育牛)。牧草を食べて育った牛の肉のことです。牛肉というと「不健康な脂が多い」「腸内環境を悪化させる」「太る」など、健康とはほど遠いイメージがありますよね。でも、その考え方は大きく見直され始めています。知られざる健康フード、グラスフェッド・ビーフの驚きの効果と、グレインフェッド・ビーフ(穀物飼育牛)との違いを検証していきましょう。
グレインフェッド・ビーフにはカビ毒や農薬が蓄積されている!?
ベジタリアンやマクロビの考え方では、肉は食べないのが良い、とされていますが、この考え方は最近の多くの研究で否定されてきています。栄養学的に肉は必須アミノ酸がバランス良く含まれており、ビタミンB群も摂取できることから、基本的にとても体に良いのです。
しかし、肉牛の飼育方法によって、その肉の人体への影響は変わってきます。日本で販売されている牛肉のほとんどはグレインフェッド・ビーフ(穀物飼育牛)。つまり、米やトウモロコシなどの穀物を食べて育った牛の肉です。