アメリカでは最大50%もの人が潜在的に持っていると言われているグルテン不耐性[文献]。長い間、米を主食としていた日本人にはあまり関連性がないと思われている上に単なる流行のダイエットと思われがち。そのため日本ではあまり注目されていなかったのですが、食の欧米化が進むにつれて、日本でもグルテン不耐性が重要な健康問題として認識されるようになっています。今回は、以前の記事に引き続き、グルテン不耐性により日々生じる可能性のある体の不調について深堀りしていきます。
こんなにたくさんあるグルテン不耐症の症状
グルテン不耐症が及ぼす主な症状として、腸粘膜の炎症や、腸管の絨毛の委縮による慢性的な下痢や腹痛などの消化器系のトラブルが多いと言われていますが、その他、以下のようなさまざまな慢性的な体の不調の原因となっている可能性を多くの専門家が指摘しています。