欧米型の食事が日本でも主流になり、チーズの消費量も増加しています。スーパーなどの店頭でも多くのチーズが陳列されていますが、それらのほとんどは牛乳を原料としています。しかし、以前の記事でもお伝えしたように[関連記事:あなたは牛乳が体に良いという神話をまだ信じてませんか?]、牛のミルクを使用した乳製品は、乳糖不耐症や前立腺ガンの懸念など、必ずしもみなさんが思っているほど健康に良い面ばかりではありません。原因不明の体調不良の原因が牛乳だった、なんてこともよくあること。それでもチーズを食べたい人には、欧米では比較的簡単に手に入りやすい山羊のミルクで作ったチーズをオススメします。今回は、その山羊のチーズが良いとされる理由を牛乳のチーズと比較しながら、山羊のチーズの原料でもある山羊乳の利点も交えてお伝えしていきます。
山羊乳は、栄養面で牛乳に勝る!
ミルクと言えばカルシウムが多く含んでいる印象がありますが、それ以外の栄養素も豊富に含んでいます。牛乳の種類によって差はありますが、アメリカ合衆国農務省によると山羊乳と牛乳を比べると以下のような違いがあります。