最近注目を集めているプラズマ乳酸菌(ラクトコッカス・ラクティス)。テレビのCMなどでも頻繁によく見かけますよね。このプラズマ乳酸菌は日本の企業の研究・開発によって発見され、免疫機能の維持をサポートすると言われています。様々なタイプの乳酸菌に様々な効果があるとして多くの商品が発売されていますが、実際このプラズマ乳酸菌はどのような効果が期待できるのでしょうか?今回は、このプラズマ乳酸菌の基礎知識と摂取方法についてお伝えしていきます。
プラズマ乳酸菌とその期待できる効果とは?
発酵によって炭水化物(糖)から乳酸を生成する微生物の総称が乳酸菌は、ヨーグルトやチーズ、漬物や日本酒などさまざまな発酵食品の製造過程で使用されています。未発見の乳酸菌も多く存在すると言われていますが、このプラズマ乳酸菌は2010年に発見されました。このプラズマ乳酸菌は、病原体に対する生体防御の第一線で機能する自然免疫と自然免疫で排除できなかった病原体を攻撃する適応免疫を効果的に調整する多機能の細胞集団であるpDC(形質細胞様樹状細胞)を活性化する働きがあるとのこと[1][2]。pDCは、ウイルス感染の際に体内で産生されるタンパク質の一種であるインターフェロンを生成する免疫応答において非常に重要な物質で、免疫システムの司令塔とも言われています。このpDCが活性化されることでNK細胞やTh1細胞などのような免疫細胞も活性化されウイルス感染防止の効果が期待できます[3]。また、マウスの研究が主ですが、このプラズマ乳酸菌によって以下の具体的な効果が期待できると言われています。