食品の原材料名のラベルを見て、ズラっと並んだ不可解な原材料に一抹の不安を感じた経験がありますよね。加工食品には多くの種類の原材料が使用されるわけですが、その中でも健康の観点から特に注意すべき食品添加物があります。中には深刻な発ガン性が指摘されているものも。今回は、身近な加工食品に潜む食品添加物をピックアップしそれぞれの注意度を5段階で評価しました。黒星が多いほど注意を要します。
亜硝酸ナトリウム ★★★★★
食品では加工肉の発色剤・防腐剤として使われている亜硝酸ナトリウム。タンパク質が腐敗分解するときに生ずる物質であるアミンと結合して発ガン物質のニトロソアミンに変化します。ベーコン、ハム、ソーセージ、ホットドッグなどの加工肉はその製造・保存の過程でアミンが生じますので、ことは深刻です。
これらの理由から、世界保健機関(WHO)の国際ガン研究機関(IARC)は、加工肉を「ヒトに対しての発ガン性(グループI)」にグループ付けして警鐘を鳴らしています。研究によると、加工肉は、摂取量が多いほど、大腸ガン、乳ガン、膀胱ガンのリスクが高くなる可能性があるのです[1][2][3]。