糖質制限を実践することで健康に与えるメリットは以前の記事でも何度か説明しましたが、さまざまな種類がある糖質の中でどういう種類の糖質を優先的にカットするべきか悩ましいところ。特に、日本人の主食である米などの炭水化物か、食べて甘い味のする砂糖を中心とした糖質か、どちらを優先的に制限するべきなのでしょうか?今回は、米と砂糖の糖質の健康へのインパクトの違いについて説明していきます。
米と砂糖の糖質の種類。
体内で糖質が不足すると代わりにエネルギー源として体内で蓄積された脂肪が分解されケトン体を生成。これが脂肪燃焼やその他健康効果が期待できるケトジェニックダイエットのメカニズムですが、逆に糖質過多だと体内にエネルギーとして消費されなかった糖質は中性脂肪として蓄積され肥満や生活習慣病といった健康リスクを誘発してしまいます[1]。
しかし、糖質といっても糖類、小糖類、多糖類、糖アルコール類、高甘未度甘味料などに分類され、種類はさまざま。米に含まれるデンプンは多糖類、砂糖は二糖類に分類され、糖質の中でも糖類と呼ばれています。