今日は特に女性の皆様に意識して頂きたい病気「骨粗鬆症」の予防方法についてシェアしていきたいと思います。まだ先の話だから大丈夫と思っている貴女も、予防を心掛けることの大切さが分かってくると思います。そのために必要な、もしくは避けた方がよさそうな栄養素・ミネラルを正しく理解していきましょう!
骨粗鬆症とは?その原因とは??
骨も皮膚などと同じように新陳代謝を繰り返しています。約3年で全て作り替えられると言われ、その過程(リモデリング)で骨の吸収(破壊)と形成が行なわれています[1]。しかしながら、骨の吸収が形成を病的に上回ってしまうと、骨密度の低下が引き起こされます。その結果、骨が脆くなり、骨折のリスクが増大している状態を骨粗鬆症と言います[2][3]。高齢化の進展に伴い、2015年時点で日本の骨粗鬆症患者の数はおよそ1,280万人、60代の女性で3人に1人、70代の女性で何と2人に1人といわれており、これからも増えることが予測されています[4][5]。
その原因として最も挙げられるのが、骨形成促進作用のある女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。閉経後のエストロゲン減少が骨密度の低下を引き起こし、手首や背骨、大腿骨などの骨折リスクを増大させます[6][7]。
次に挙げられる代表的な原因は、カルシウムの不足。ヨーロッパ人よりアジア人には骨粗鬆症が多いという結果が出ています[8]。特に日本人の食生活は、乳製品を多く摂る欧米の食生活に比べカルシウム摂取量が少ないようです。また、火山国である日本の土壌が影響し、同種の食物でも欧米に比べカルシウム含有量が少ないようです[9]。