太陽の自然光をはじめ、白熱電球やハロゲン、蛍光灯にLEDなど、現代人は朝から晩までいろいろな光を浴びています。光は闇を照らす役割だけではなく、人間のパワーチャージに必要不可欠なもの。しかし、LEDや蛍光灯など、人工光の中には使い方に注意しないと健康を害する恐れがあるものもあります。毎日、身体に浴びるからこそ無視できない光と健康の深い関係。あなたのその不調、もしかすると光が原因なのかもしれません。
ミトコンドリアの働きを活性化させる太陽光
お日様に向かって伸びる植物や太陽のリズムに合わせて暮らす動物たちなど、太陽の光が地球上の生物のエネルギーの源だということは言うまでもありません。でも、なぜ人間が生きる上で光がそんなに大切なのかを知っている人は少ないのでは?
人間の細胞内にはおびただしい数のミトコンドリアが存在します。約60兆個ある人間の細胞の一つ一つにミトコンドリアが多いもので数千個存在しています。ミトコンドリアといわれてもピンとこないかもしれませんが、ATPと呼ばれるエネルギー源と代謝水を作り出す細胞の重要な小器官だとお考えください。ミトコンドリアの数が減少すると、代謝が悪化して太ってしまったり、老化が加速したり、身体の回復機能が衰えて病気になってしまったりするなど、数えきれないデメリットを人間にもたらします[1]。 精神的にも肉体的にも、ミトコンドリアが元気なら、人も元気に生活できるといっても過言ではありません。
そのミトコンドリアの働きを活性化]させるために重要な役割を果たすのが太陽であり、[2][3][4]光なのです。でも、その光はどれでもいい訳ではありません。一歩間違えれば健康を損ねかねない要注意の光もあります。普段、何げなく使用している人工光は果たして健康に良い光なのか悪い光なのか。健康目線でライトを一度見直してみましょう。
LEDと蛍光灯は要注意。ブルーライトは睡眠に悪影響を及ぼすことも
長寿命かつ素晴らしい省エネ効果を誇るLED。世界中で重宝されるテクノロジーの申し子ですが、健康目線では実は不安要素があるのです。まず心配なのはLEDのパルス幅変調。高速度で絶え間なく光のオンとオフを繰り返し、フリッカーといわれる光のちらつきを生み出します。