みなさん、毎日のお通じの調子はどうですか?便秘症で悩んでいる人も多いかと思いますが、慢性下痢で毎日お腹の不調を経験している人も多いようです。この慢性下痢の原因の1つと言われているのがIBS(過敏性腸症候群)。 アメリカでは5人に1人 、 日本では10人~15人に1人 が患っていると言われてます。病院に行くほどではないけどツライ毎日の下痢を何とかして改善したいですよね。今回は、慢性下痢の人が患っている可能性のあるIBS(過敏性腸症候群)にフォーカスしていきます。
IBS(過敏性腸症候群)って何?
下痢や便秘を含めた便通異常を引き起こす病気であるIBS(過敏性腸症候群)は、精神的ストレスや自律神経失調などが原因で発症すると言われていますが、そのはっきりとした原因は分かっていません[1]。主に、腹痛や膨満感を伴う便秘と下痢が交互に起こる不安定型、神経性の下痢を繰り返す慢性下痢型、強い腹痛が続いた後に大量の粘液が排出される分泌型の3つに分けられます。症状は人によって異なり、再発性も含めると3か月以上続き慢性化することも。消化器系のガンなどの発症リスクを高めるようなことはなく生命に影響がないと言われていますが[2]、日常生活の質に悪影響を与えるため、できるだけ早く改善したい疾患の1つです。