最近、診察後の薬局で薬をもらう際に、ジェネリックドラッグにするか聞かれることが増えてきました。薬局によってはジェネリックドラッグしか扱っていないところもあります。このジェネリックドラッグは、厚生労働省により平成25年から普及の取り組みが行われていますが、通常の薬とはどう違うのでしょうか?その安全性は?今回は、ジェネリックドラッグにフォーカスしていきます。
ジェネリックドラッグって何?
ここ数年で頻繁に耳にするようになったジェネリックドラッグ。後発医薬品(ジェネリック医薬品)とも呼ばれるこの薬は、長い研究開発期間を経て安全性や有効性が承認され販売されている先発医薬品(新薬)と治療学的に同等であるものとして、新薬の特許期間満了後などに製造販売される薬です。開発のコストが抑えられるため、先発医薬品に比べて安価であることが特徴です。日本では、平成25年から厚生労働省によって積極的に取り組みが行われ、平成30年の時点でジェネリックドラッグのシェア率は約73%と比較的多くのジェネリックドラッグが提供されています。