酸性食品とアルカリ性食品という言葉を耳にしたことがある人も多いと思います。体をアルカリ性に保つことで体を酸化から防ぐといった理由から、一部の人の間ではアルカリ性食品に偏った食事法であるアルカリ性ダイエットなども実践されています。一方で酸性食品は悪者扱いをされている傾向があって、肉は酸性食品なので食べないほうがいい、と信じている人も多いのですが、本当にこうして意識的に酸性食品やアルカリ性食品を分類して食事に取り入れる必要があるのでしょうか?今回はこの酸性食品とアルカリ性食品が私たちの体にどのような影響を与えるかにフォーカスしていきます。
酸性食品とアルカリ性食品とは?
この酸性食品、アルカリ性食品の分類方法ですが、食品そのものが酸性であるのかアルカリ性であるのかを計測するわけではなく、食品を空気中で燃焼させた際にできた灰を水中に入れて測定されるpH値(水素イオン指数)を基準に計測されます。私たちが摂取した食物が代謝された後の排泄物も大体このph値に近いであろうとの仮定に基づきます [1]。