食品などに含まれ天然に存在するアミノ酸誘導体のカルニチン。以前のラム肉の記事でも少し触れましたが体内の脂肪酸を燃焼してエネルギーを生産する際に必要不可欠な物質です。サプリメントでも摂取が可能で、さまざまな効果がラベルなどに記載されていますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回はこのカルニチンの働きにフォーカスしていきます。
カルニチン、その働きと効果とは?
天然に存在するアミノ酸誘導体で体のほぼすべての細胞に存在するカルニチンは、長鎖脂肪酸をミトコンドリア内に運搬し燃焼させることでエネルギーの産生を手助けします。また、生成された有毒な物質をミトコンドリア外に運搬し蓄積を防ぐ重要な役割も担っています[1][2]。体内でも生成できますが、1日に必要な量の25%しか生成できないと言われています。そのため、カルニチンは、食品やサプリメントなどから補給することで以下のような点で効果が期待できる可能性があります[3]。