旅先のビーチで素足になって砂浜を歩いた時、緑の芝生で足の裏に柔らかな草の感触を感じた時、何とも言えない心地よさを感じませんか?足を靴と靴下から解き放ち、素足で大地のエネルギーを感じるグラウンディング。感触を楽しむだけでなく、プラスに傾いた体の電位を大地のニュートラルな電位に合わせることで健康効果があるという説があります。
グラウンディングって何?現代人が忘れがちな大地の力
グラウンディング(またはアーシング)とは素足で大地に触れることで、身体や心のさまざまな不調を改善するという健康法。日本ではまだ浸透していませんが、海外では気軽に取り入れられる自然療法の一つとして、一部の自然療法関係者から注目を浴びています。
地面を裸足で歩くだけで健康になれるなんてにわかには信じられないかもしれませんが、やってみることでその効果を実感できる、とする体験者が多いのも事実。
人が日常生活を続けていくなかで、体の電位がプラスの方向に傾きがち。そのために、ストレスや不眠、血流の悪化、炎症の悪化など、身体の不調がいろいろと引き起こされる、というのです。化学的にこのことが証明されているわけではありませんが、グラウンディングにより足の裏から地球のマイナス電子を身体に取り込むことで身体のプラス電位を解消できることから、人間の体内機能を正常に戻すためにグラウンディングが非常に有効だ、というのが一応その信奉者の考えです。
そのためにはからだ、裸足で土や芝生、泥などの自然の大地を踏みしめます。動物が進化の過程で靴を履くようになったのは大局的にみればつい最近のこと。まあ、そういう意味では裸足で大地を踏みしめることが何らかの健康に良い効果があっても不思議ではないのかもしれません。