体を冷やし代謝を促進する健康法の「クライオセラピー」を以前当サイトの体験記事でお伝えしました。この健康法は、-170℃の窒素ガスという極端に低い温度の中で行われ、また、日本では整った施設が少なく料金も比較的高いため、なかなか体験することが難しいのが難点。一方、今回ご紹介する冷水シャワーや水風呂は自宅で手軽にできてさまざまな健康効果があることが分かっています。暑い夏だからこそ始める絶好の機会である冷水シャワーの健康効果についてお伝えしていきます。
冷水シャワーで得られる効果とは?
うつ病改善に効果のあるエンドルフィンを増やす
冷たい水で顔を洗うだけでもシャキッとしませんか?ある研究では、間20℃の冷水シャワーを毎日5分程度浴びて、これを数週間続けたところ、うつ病の症状が改善されたことが示されています[1]。これは、冷水シャワーが交感神経系を刺激し、副腎髄質のホルモンであるノルエピネフリン(ノルアドレナリン)と脳内幸せホルモンであるエンドルフィンが分泌されるため[2]。うつ病には日光浴も効果が期待できますが[関連記事:うつ病と深い関係が!心と脳の健康に欠かせない栄養素ビタミンD]、冷水シャワーでも改善効果が期待できます。ただし、うつ病の根本治療ではありませんので、あくまでもやる気スウィッチをオンにするような目的で行うのがおススメです。