私が住むカナダではみんな驚くほど魚介類を食べません。アラスカサーモンなど本当においしい魚があるにも関わらず、ほとんどが肉食です。一方、こちらでは卵製品や牛乳などあらゆる食品にオメガ3を人工的に配合させ、オメガ3サプリメントも豊富。赤ちゃんのほとんどの粉ミルクブランドにはEPAとDHAが配合されています。
もともとオメガ3は青魚などに豊富に含まれており、典型的な和食を食べる日本人はオメガ3は十分に摂れているものなのですが、日本人のライフスタイルが変わり、食生活も西洋化するにつれ、意識してオメガ3を摂取しなければならない人たちが増えてきました。
幅広い効能が注目されるオメガ3
オメガ3はEPA、DHA、アルファリノレン酸などの脂肪酸の総称で、健康面で非常に重要な役割を果たしています。
オメガ3の現在研究されている健康的役割としては、
・血栓予防
・動脈硬化、コレステロール低下などの心血管器官への働き
・子供の脳の発育
・うつなどへの効果
・皮膚病に対する抗炎症
・認知症予防
などがあり、オメガ3は幅広い分野で研究者から注目されているのです。