女性誌では毎月のようにダイエット特集が組まれ、男性誌では数々の筋トレ器具が紹介され、減量を促しています。有酸素運動ダイエット、キノコダイエット、断食ダイエットにスープダイエット。次々と新しいダイエット法が出現しては消えていくのが現状です。
流行のダイエットを実践し、その場限りで減量が成功したとしても、リバウンドに悩んだり、実はただ筋肉が減っただけだったり。流行に流され、また1から新たなダイエット法を試す、この繰り返し。これってすごいストレスですよね。
どんなダイエットでも、多くの我慢を要するものは長続きしませんし、いつかは我慢の限界を超えて暴食・リバウンドしてしまうことでしょう。「人間の意志の力は有限」と言われています。つまり、食生活で無駄に意志の力を浪費すると、仕事など他の面で我慢や頑張りが効かなくなってしまうということ。心当たりありませんか? そのため、いかに我慢の必要がない食生活を送れるか、というのはとても重要です。でも、我慢しなくていいのに効き目のあるダイエット法など存在するのでしょうか?
米国でも支持者が多い「シリコンバレー式」食事法
食べたいものを食べたいだけ食べる。確かに制限されている食材もあるけど、他のおいしい食材で満たされているので問題なし。これが「シリコンバレー式」食事法です。夢のようですよね。もちろん個人差はありますが、多くの人の成功談が存在し、米国でも支持者が大勢います。
ただし、当初数週間は元の食生活の名残で、例えば炭水化物や糖分やジャンクフードなど、無性に食べたくなることが一般的です。それは、身体がそれらの食材を常に摂取することに慣れてしまっているから。でも、2週間ほど頑張れば糖質を食べたいという欲求自体が大きく減退するはずです。やってみた人だけが分かる、理想の食生活がここから始まるのです。
それでは「シリコンバレー式」食事法の特徴的なキーコンセプトをご紹介します。
低炭水化物、低糖質、低脂肪、ケトーシスを効果的に取り入れる
栄養ケトーシス(nutritional ketosis)とは、継続的な超低糖質あるいは断食により、エネルギーの代謝にブドウ糖を使うのではなく、体脂肪をもとに生成したケトン体というエネルギー源を優先的に使用している状態のこと[1]。この状態は、脳の働きを活性化させ、頭が冴えます[2]。