日本ではあまり浸透していませんが、海外ではベジタリアンやビーガンなどの食生活は、思想上の理由だけではなく、健康法の1つとしてトレンドになっています。実際にマーケティングによる健康的なイメージに感化された一般の人たちの間でも食生活に取り入れられ、ビーガン食マーケット規模は拡大しています。
海外の流行が時間差で流行する傾向にある日本でも、レストランのメニューなどでビーガン向けの料理が増えるなどの動きが見られます。今回は、最近話題になりつつあるビーガン食、すなわち肉以外の素材を肉に見立てて調理した食事が健康に良いのかどうかに焦点を当てます。
植物由来の人工肉を使ったビーガンバーガー
お肉を使用せずにお肉のような味や食感を味わえる人工肉は、一般的に大豆や小麦粉由来のたんぱく質(グルテン)や乳製品、キノコなどを使って作られています。一時期、日本のハンバーガー店「フレッシュネスバーガー」で、大豆をベースにしたベジタリアンバーガーを提供していましたが、最近ではモスバーガーでソイモスという大豆ベースのハンバーガーを販売しています。とはいえ、例えばソイモスの場合だと、原材料に
卵、乳、小麦、大豆、牛、鶏肉