十分なたんぱく質を摂取することは、筋肉、骨、皮膚など人間の体を構成するのに必要不可欠です。お肉や魚や卵などに豊富に含まれるため、栄養バランスの良い食生活をしていれば、良質なたんぱく質を十分に摂取できますが、アスリートや体を活発に動かす人や、ダイエット目的で補助的にプロテインパウダーを積極的に摂取している人も多いと思われます。しかし、一概にプロテインパウダーといっても種類はさまざま。今回は、プロテインパウダーの種類別の特徴にフォーカスしていきます。
プロテインパウダーを摂取する利点は?
厚生労働省によると、食事による1日のたんぱく質の摂取基準量が成人男性60g/女性50g(妊婦は除く)です。成人のほとんどがこの摂取量をクリアーしています。しかし、以下のような理由で、たんぱく質を補うためにプロテインパウダーを摂取する人が増えてきています。
運動
運動でエネルギーを多く消費すると、糖質や脂質が消費されつくされると、体内のたんぱく質がエネルギー源となります。したがって、体脂肪の少ないアスリートはプロテインパウダーでたんぱく質を補うことがあります。特に激しい運動をするアスリートは、通常の摂取量の2倍のたんぱく質を補う必要があることが分かっています[1]。また、トレーニング時にプロテインパウダーを摂取することで筋肉量の増加を促すことができることも分かっています[2]。