食べ物や生活習慣によって睡眠の質は大きく変わりますが、快適な睡眠をとるための環境づくりも睡眠の質を向上させるのにとても重要です。1日の疲れを解消し、翌日の活力を養う場所である寝室の環境を改善することで、よりゆとりのある生活と快適な睡眠を得ることができます。今回は、ちょっとしたアイデアから少しハードルの高いものまで、6つの寝室のハッキング方法をお伝えします。
① ブルーライトを避ける
光の調整は、日常生活、特に睡眠の質において最も大切な要素の1つです。家での滞在時間が長いと部屋に備え付けてある光源の光をより多く浴びることになります。蛍光灯や最近主流のLEDライトをはじめパソコンやスマートフォンが発生する光のうち青い色の部分(ブルーライト)は、眼精疲労やめまいなどの健康リスクを伴う可能性があります[関連記事:生活の中の光を改善して、大きな健康効果を!]。特に、夜間のブルーライトは、メラトニンの分泌量が減少し、不眠の原因につながります[1]。寝室にテレビがあると寝る前にどうしてもテレビ鑑賞をしがちに。別の部屋に移動するか、必ず寝る際は消すようにしましょう。また、スマホも寝る一時間前くらいから見ないようにするのがおススメです。忘れがちなのが夜中のトイレのときの光。日本ではトイレの光源に蛍光灯を使用している家庭が多いのですが、これはかなり最悪で、その後の眠りに悪影響を及ぼすことはほぼ確実。薄い光のフットライトを利用するなど、夜中に蛍光灯を使用しないで済むよう各家庭で工夫してみてくださいね。