この時期になると食べたくなる「鰻(ウナギ)」 がお肌に良いということを皆さんご存知でしたか?ウナギに豊富に含まれるビタミンAにはお肌を若々しく保つ効果があるんです。さっそく試したくなるような情報ですね!あと、ウナギと言えば産地による品質の違いがあるのかどうかが気になりますよね。現在、国内で売られているウナギのうち約4割が国産、6割が中国産で、その他の国からの輸入はほとんどない状況です。そこで、日本と中国のウナギ2大産地のウナギの品質の差もgeefeeで調べてみました。
「精がつく」というのはもう古い。「肌に良い」ビタミンAがとても豊富なウナギ
古くからウナギには滋養強壮の効果があるといわれ、江戸時代頃から現在の蒲焼の形で食べられています。しかしながら、科学的にはどうも根拠が無さそうです。ウナギに含まれるタウリン、イミダゾールジペプチド、亜鉛、BCAAなどの抗疲労効果や強壮効果があるとされる成分が、他の食材より特に多いわけでは無いのです。ただ、肉類を食べる文化がなかった江戸時代には確かに「暑い季節に体調を崩さないよう精力をつける動物性の食材」ということは言えたのかもしれません。
一方、様々な食品の成分を見比べた場合、ウナギの栄養成分で他の魚や肉類などと比較して最も特徴的だったのは、ビタミンAが豊富であることが挙げられます。このビタミンA、皮膚や眼の機能維持に重要な栄養素と言われています。血液中のビタミンAはレチノールと呼ばれ、皮膚細胞の分化を促進、要はお肌の新陳代謝を高め[1]、しわや肌あれの予防効果が研究で報告されています[2]。またドライアイの改善や夜盲症の予防にも効果的[3][4]。さらには免疫機能の改善にも効果が示唆されています[5]。夏に食べる食材として知られていますが、通年食べてもさまざまな恩恵を受けることができるのです。