お酒を飲むこと自体が基本的に健康にはマイナスに働きますが、どうせ飲むのであれば健康へのマイナスインパクトが少ないお酒を選びたいところ。焼酎やウォッカ等の蒸留酒は、度数も高いため健康に悪そうなイメージで、ワインや日本酒などは何となくナチュラルな感じでアルコール度数も低いのでそう悪くもなさそうなイメージですが、実際のところどうなのでしょうか?今回は、大きく分けて2種類あるお酒の製造方法(醸造酒と蒸留酒)の違いによって健康に対してどのような作用を与えるかにフォーカスしていきます。
醸造酒と蒸留酒の違いとは?
主にお酒は製造方法によって醸造酒と蒸留酒の2つと、香料や糖分、果実などを加えた混成酒に分けられます。醸造酒は、果実や穀物のような糖分を含んだ原料を酵母によりアルコール発酵させて造られたもの。蒸留酒は、この発酵された醸造酒をさらに蒸留して作られたものでスピリッツとも呼ばれます。醸造酒のアルコール度数は、アルコール濃度が上がると酵母が死滅するため16度~20度が限度で、蒸留酒は一般的には40度~50度、最大で90度台のアルコールとなります。以下が主なお酒の醸造酒と蒸留酒の分類です。