「食べる量は変わっていないのに、昔に比べて太ってきた」「食べ過ぎて増えた体重が、戻りにくくなった」と感じる方はいませんか?それは10代、20代に比べて、30代以降の大人女性の体は「代謝力が下がっていく」からです。
代謝とは、食物を消化吸収し、エネルギーに変換して脳や内臓、筋肉など体の活動に役立てることを指します。体内では様々な代謝活動が行われていますが、体重コントロールに関係の深い代謝力を高める食べ方を知って、美味しく健康的にダイエットしましょう。
大人女性は、食べて痩せよう!
一日に消費するエネルギーのうち約60%を占めるのが基礎代謝であり、運動をしなくても、臓器の活動や筋肉の熱産生によって自動的にエネルギーが消費されています。一般的に年齢を重ねるごとに基礎代謝量は低下しますが、加齢によって筋肉量が減ると太りやすい体になるだけでなく、ボディラインが緩んでしまう原因にもなります。
総合的な栄養バランスと量を考えずに朝は欠食、果物だけ、サラダだけなどの極端な食事制限をすると、筋肉量が減少しやすくなります。単純にタンパク質の摂取量が不足しやすくなることも原因ですし、エネルギー不足の環境下では摂取したタンパク質がエネルギーとして使われてしまうため、タンパク代謝が低下してしまうのです。
大人女性はコラーゲン合成力も低下しているため、タンパク代謝が低下しているとシワやたるみ、肌荒れといった肌のお悩みが出やすくなります。また、骨もタンパク質から出来ているので、骨密度が低下して将来の骨粗鬆症リスクが上がるなど、大人女性が「食べないダイエット」をすることは美と健康に大きなダメージを与えるのです。
大人女性の代謝を維持しながら健康的に美しく痩せるためにはある程度のエネルギー量が必要であり、特にタンパク質を十分に摂取することが重要であることは大きなポイントです。