高炭水化物食よりも高脂肪食の方が健康に好影響を与える可能性があるということは最近アップした記事でもお伝えしました。数ある脂質の中でも肉類や乳製品に豊富に含まれている飽和脂肪酸の健康へのインパクトについて、さまざまな専門家やメディアの間で議論となっています。数十年前から飽和脂肪酸は健康に悪いと言われてきましたが、現在ではこの「常識」は捨てられつつあります。今回は、飽和脂肪酸を避ける必要がない理由についてお伝えしていきます。
飽和脂肪酸って?
ヒトの体に欠かせない脂肪酸は、主に動物性脂肪に多く含まれ常温で個体の飽和脂肪酸と、主に植物性脂肪に含まれる常温で液体の不飽和脂肪酸に分けられます。飽和脂肪酸であるバターの脂肪酸構成が飽和脂肪酸 68.6% 不飽和脂肪酸が31.4%といったように、ほとんどの場合、脂肪酸が含まれる食品には両タイプの脂肪酸が一定の比率で含まれています。
飽和脂肪酸が多く含まれている食品の例
-食品可食部100g中の飽和脂肪酸量-
食用油
・バター 約50g
・ギー 約 50g
・ココナッツ油 約 84g
・アボカドオイル(一価不飽和脂肪酸) 約 12g