前回、“あなたの頭痛の原因は姿勢にあった!?カラダの対角線に注目!Cross Syndrome(クロスシンドローム)を予防・改善して頭スッキリ!!”で、緊張性頭痛は姿勢を整えることで予防・改善できることをご紹介しました。
このクロスシンドローム、下半身にも見られます。Lower Cross Syndrome(ローワー・クロスシンドローム:下部交差性症候群)と呼ばれる姿勢の崩れが、またしても皆さんの生活の質を奪う症状をもたらしてしまうのです。今回もその予防・改善方法をシェアしていきます!
Cross Syndrome(クロスシンドローム:交差性症候群)を軽く復習しよう
前回も説明させていただきましたが、クロスシンドロームとは、チェコ共和国の神経学者・リハビリテーション医、ウラディミール・ヤンダ氏によって提唱された、姿勢の崩れとその原因となりそうな筋肉の短縮や筋力低下を症候群としてまとめた概念です[1]。正しい姿勢ももう一度おさらいしておきましょう。正常に立った姿勢を横から見ると、耳たぶ・肩の上にある骨が出ている部分・股関節の骨が出ている部分・膝のお皿の後ろ・外くるぶしのすぐ前が垂直線上に並びます[2]。