広尾と恵比寿の中間、明治通り沿いの地下に佇む、お肉料理に魂を注ぐ隠れ家レストラン。 「飲めるお肉」と言っても過言じゃないほど驚きを与えてくれる牧草牛をいただくならこ こ。始めたばかりのランチ営業ではお手頃な価格で極上のステーキをいただけます。 WAKANUIの元ジェネラルマネージャー、加藤良介さんがプロデュースする一品一品は全て手が込んでいて、独創性に溢れ、初めて口にする味や感覚を体験できます。
① “シルバーファーン”牧草牛テンダーロイン<ニュージーランド>
「飲めるお肉」という感覚は初めて!歯茎で噛めるほど柔らかく、口溶けが良く、喉越しもサラリと気持ちの良いステーキです。脂身はないのに極めてしっとり。筋も一切ありません。そのまま臭みのないお肉の味に舌鼓を打ってから醤油ベースの自家製ソースで変化をつけてほしいです。
オーストラリアの牧草牛は草っぽい匂いがして苦手な人も多いのだとか。RusteaksではSilver Fernというブランドのニュージーランドの牧草牛を使用し、備長炭で焼いています。良いところどりでお肉の特徴を駆使ている加藤さんだからできる技。熟成の仕方は独特で、ホテルなどでは衛生管理が厳しいため難しいそうですが、ここでは独自の手法でカビを使って店内でエイジングさせます。また、焼き方においても、防災上炭火を使えないところが多い中、ここでは炭火焼でしっかり焼き目をつけます。あそこまでしっとり最高の状態にどうしてなるのかは企業秘密で教えてくれません。
② 前菜の3種盛り合わせ
天然の白エビの大きさにおもわずニヤっとしてしまうこの完璧な一皿。シュリンプカクテルという名前だけれどもこんなに大きくてプリプリしているのは初めて。大吟醸に漬け込んだいくらを乗せたタスマニアサーモンの冷製は、合わせて口に持っていくと絶妙なハーモニーを奏でます。砂糖は一切使わずに玉ねぎをポタージュ状にして造るオニオンアイスクリームにはきっと感動するでしょう。北海道の豚を茹でた自家製のハムも柔らかく、脂身の甘みに品さえ感じさせます。フランスの古典的な造り方を引用したスモークマッシュルームソースもこれまた頷いてしまうほど。エシャロットと魚の出汁とスモークしたマッシュルームを濾しているだけなのだとか。食材にこだわり、手間暇をかけた一品一品を、ランチだからこそワンプレートでいただけてしまう至福。
ライ麦のふわっふわの美味しいパンもついてきます!添えられるオリーブオイルはフランス・プロヴァンス産。