仕事や趣味に打ち込む際に集中力が高まり記憶力が向上し、そしてより良い睡眠の質を得るというのは、誰もが望む理想的なパフォーマンスですよね。食事やサプリメントや運動ももちろん理想的なパフォーマンスに近づくための重要な要素ですが、今回は、バイノーラルビートという音を使って簡単にできるちょっと変わったバイオハックをお伝えします。
バイノーラルビートとは?
まずは周波数から説明しましょう。みなさんが普段聞いている音は、空気が振動して発生しています。この振動数が周波数で単位はHz(ヘルツ)で表されます。1秒間に1回の振動が1ヘルツで、数値が小さい程低音になり数値が大きい程高音になります。みなさんが普段聴いている音楽や雑音にも周波数があります。
バイノーラルビートは、2つの異なる周波数(左耳用と右耳用)を聴いた際に脳がその違いを補正して生成する3つ目の周波数のことを言います。例えば、140 Hzと149 Hzの音を聴いた際に、9 Hzの差が生まれます。この9 Hzがバイノーラルビートです。1500Hz以下で左右の周波数の差が40Hz以内の場合にこうした現象が起こります。
周波数によって変わる?バイノーラルビートの効果
脳の活動によっておこる電位変動である脳波にも周波数があります。これは、以下のように大きく5つに分けられ、その周波数の種類によって、脳の働き方も変わってくると言われています。