IT技術の進歩に伴い、日に日に便利になっていくスマートフォン。暇さえあればスマホを見てSNSやモバイルゲームに夢中になり、時にはニュースサイトを閲覧し気になるキーワードを検索し、ストレス発散にショッピングサイトを訪問、といった感じで、合計すると毎日ものすごい時間をスマホに割いているという人も多いのでは?
インターネットの日本国内のデータ通信量が、3年で3倍まで(2014年5月~2017年5月まで)に膨れ上がっていること[1]からも、スマホの使用量が、思っている以上に右肩上がりだということが分かります。そんな中で、たまに旅行先や飛行機の中でネットがつながらない環境になると、不便ではあるものの、なんだか不思議とホッとしたという経験もあるのでは? 今回は、このデジタル漬けの現代人の問題点を説明し、この状態を打破すべく簡単にできるデジタルデトックスの方法をご紹介します。この際、思い切ってスマホとの適切な関係を再検討しましょう!
そもそもなぜスマホの過度の使用が良くないの?-
研究によると[2]、スマホなどのテクノロジーの過剰使用により、次のような悪影響があります。
1.睡眠に悪影響
特に、スマホやパソコンからのブルーライトが不眠の原因になります(詳しくはLINK)[3]。また、スマホの使用時間が長くなるにつれて、睡眠に影響が出るという研究結果もあります[4]。
2.生産性に悪影響
スマホでの夜の作業は、眠りを妨げるだけでなく、翌日の仕事の効率にも影響します[5]。
3.心のケアに悪影響
若い人たちの間で、中毒的なSNSの使用によりナルシシズム、不安、うつ病、自尊心の低下などが増加しています [6][7]。特にまだ心のガードが充分構築されていないティーンエイジャー(特に女子)にSNSは有害と言われ、米国などではSNSが原因の自殺などが社会問題化しています。