2011年辺りから日本人の主食であった米の消費量を抜いたパン。平成30年の時点で過去最大の消費量が示されたデータも報告されています。パンといっても種類はさまざまですが、シンプルな小麦ベースのパンからハムやマヨネーズ、ジャム、などが使用されたいわゆる菓子パン・惣菜パンなども含まれます。コンビニでパンを買って簡単に朝食や昼食を済ませている人も多いと思います。でも、このパンって本当に私たちの食生活に必要なのでしょうか?今回は、健康の観点からパンの必要性の有無についてお伝えしていきます。
パンは糖質の塊。
パンの主な原材料である小麦の主成分は炭水化物(糖質)だということは周知のとおりですが、例えば、6枚切りの食パン1枚の糖質は、46.6g。おにぎり1つ39.4gよりも多めです。パスタですら1人前32.2gなので、主食である炭水化物の中でも糖質の量が高いことが分かります[1]。更に甘いホイップクリームやチョコレートなどが添えられた菓子パンやコロッケや焼きそばなどが入った総菜パンなどを食べるとかなりの糖質の量になってしまいます。