意識して早めに布団に入ったのになかなか寝付けない。立て続けに訳のわからない夢を見る。夜中に何度も目が覚める……。理由は何であれ、休んだ気がしないまま朝を迎え、低調に一日が始まるという経験はありませんか? 個人差はあれど、歳を重ねるにつれてシンプルに「眠る」ことが徐々に難しくなるのは多くの人に共通の悩みです。
インターネットで検索すれば、良質の睡眠のためのコツが多々紹介されていますが、それらを試したときに本当に効果があったのかを判断するのも難しいでしょう。そんなときに役立つのが今回ご紹介するアプリ「Sleep Cycle(スリープサイクル)」です。また、便利な目覚まし時計機能も付いてます。
「Sleep Cycle(スリープサイクル)」とは?
スリープサイクルは、スマホに内蔵されたマイクで睡眠中の体の動きを察知し、睡眠の深さを推測・記録し、それをわかりやすいグラフで見ることができるアプリです。また、とっても便利なのが目覚まし時計機能。設定した時刻から30分前までの間で、眠りが浅くなったタイミングを見計らって起こしてくれます。
「6時半でも間に合うのに6時に起きたくない」と思うかもしれませんが、6時半に深い眠りから突然起こされるより、6時に浅い眠りから目覚める方が断然心地よく、気持ちよい一日のスタートを切ることができるのです。
無料で利用できる機能
アプリをダウンロードすると、期間限定でプレミアム機能をトライアルとして使うことができます。その後プレミアムにアップグレードしなくても、ベーシック機能を継続使用することができます。
ベーシック機能でも、短期間の睡眠記録、アップルウォッチにペアリングした無音目覚まし機能やいびきストッパーの使用、アップルヘルスアプリ心拍数データとの統合、目覚ましメロディー選択、目覚まし時間枠のカスタマイズ(90分枠まで)が可能です。
プレミアム機能でできること
トライアル期間後に料金を支払うと、長期の睡眠トレンドがオンライン保存され、全世界のユーザーから集積されたデータと比較することができたり、Sleep Aid(スリープエイド)という睡眠サポート機能が使えるようになったりします。また、コーヒーを飲んだ時間やエクササイズをした時間、食事をとった時間など、睡眠に影響を及ぼしそうな要素をSleep Notes(スリープノート)という日記につけることで、日常習慣の中で何が睡眠に影響を及ぼしているか自己分析できる機能も使えるようになります。
ひとつ注意事項ですが、同室に自分より大きないびきをかいたり寝息が荒い人がいるとこのアプリは使えないかもしれません。そんな場合は週に数日だけひとりで睡眠をとれる部屋を確保し、ゆっくりデータを集めるのもひとつの手です。
集めたデータを分析して睡眠を改善
私は実際このアプリを使って集めたデータと日常習慣の相関性を分析し、その結果に基づいて睡眠に悪影響を与えている疑いのある習慣を変え、成果を実感しています。私の場合、一番効果があったのは、仕事中コンピューターに向かう時はブルーライトカット眼鏡を使用し、就寝前2時間はコンピューター、スマホ、テレビの画面を極力避けるようにしたことです。コーヒー摂取量は意外に関連性がありませんでした。また、屋外で多くの時間を過ごした日はレム睡眠時間が比較的長くなることもわかりました。
geefeeには睡眠に関する記事が他にも掲載されていますので、睡眠を改善したいと思っている方はぜひ合わせて読んでみてください。
Sleep Cycle オフィシャルウェブサイト
睡眠を知ろう!貯まった睡眠不足を解消!
睡眠をハックする
著者プロフィール |
-Haru-
1971年生まれ。自身の健康を微塵も疑うことなく生活し44年、第3ステージ乳がん告知を受け、カナダ・オンタリオ州で抗がん剤治療、手術、放射線治療、ホルモンセラピーを受ける。以降、がん再発防止と家族の健康維持のため、ボディ&マインド両面から究極の健康法を探求中。
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