健康の専門家の間ではもはや常識となっている砂糖(糖類)の摂取過多によるさまざまな健康リスク。血糖値を乱高下させ、肥満、糖尿病など、身体に悪いことがたくさん。糖質を制限した食事を心がけていてもついつい手を伸ばしてしまうのが、甘い物。特に、清涼飲料水やアルコール飲料、ジュースなどには、想像以上の砂糖が含まれています。
実際にどれ位の量を摂取しているのかを測るのはなかなか面倒な面がありますが、今回オススメする糖分の含有量が簡単に計測できるアプリケーション「サトウさん」を使えば、うっかり飲んでしまった清涼飲料水の砂糖の量を一瞬で知ることができます。
1日における砂糖の摂取の目安はどれ位?
「サトウさん」アプリ内にも記載がありますが、世界保健機関(WHO)が2015年に発表した糖類のうちの単糖類と2糖類のショ糖(砂糖)の推奨摂取量は、平均的な大人で1日に25g。角砂糖がだいたい1つあたり平均4グラムになりますので、角砂糖6個分が目安となります。これには、遊離糖と呼ばれる単糖(グルコース、フルクトースなど)および二糖(スクロース、テーブルシュガーなど)、蜂蜜、シロップ、フルーツジュース、フルーツジュース濃縮物のような自然に存在する糖が含まれます。
調味料として使われるケチャップ大さじ1杯にはだいた4gの遊離糖が含まれますので、単純に「甘い物」だけに糖分が含まれているわけではありません。よって、気づかないうちに1日25gの糖類の摂取に達してしまっている人も多いのです。
「サトウさん」とその使い方とは?
「覗いてみようジュースの中の糖分を」というキャッチフレーズの通り、「サトウさん」では、市販されている清涼飲料水[アルコール飲料も?]に含まれている砂糖の量が、商品のバーコードを読み取るだけで一瞬で分かります。しかも、単純にグラム数で表示されるわけではなく、角砂糖のヴィジュアルを使って表示されます。これにより、自分が飲んだ飲み物にどれだけの量の角砂糖が入っているかをリアルに痛感出来るという仕組みなのです。
使い方は非常にシンプルで簡単です。
まず、無料アプリをダウンロードします。
アプリのダウンロードはこちらから
アプリを開くと、+のアイコンがありますので(左側)、クリックすると右側の画面になります。
ドリンクのバーコードをスキャンと出ますので、清涼飲料水のバーコードに当てるだけで完了。
製品の量に対して、角砂糖が何個分入っているかが表示されます。
最後には、実際の角砂糖を使ったヴィジュアルで演出。
ちなみに、アクエリアス500mlには、1日の糖分の摂取量の97.9%が既に含まれていることになります!
その日に自分がバーコードで読み込んだ清涼飲料水の量も記録されているので、日ごと、月ごとでの摂取量が一目で分かります。
どうです?改めて摂取量を見ると恐ろしくなるでしょ?(笑)
新製品についての表示があいまいな点もあり、今後改善されていくようですが、このアプリの使い道としては、まず自分が頻繁に飲む清涼飲料水に含まれる砂糖の量を知ること。多く含まれているようであれば飲むことをやめたり飲む量を減らしたりするなど対策を考えましょう。自分が大丈夫だと思っていた健康志向やダイエット関連の飲み物にも、思った以上の砂糖が含まれている可能性がありますよ。飲み物以外の食事の中にも糖分は多く含まれているのですから、このアプリが示す飲料に含まれる糖分のグラム数が大人の一日の推奨摂取量を超えていなければ問題がない、というわけではありません。このアプリの究極の意義は、身の回りにある飲料がいかに多くの糖分を含んでいるか、ということを肌で感じることで、こうした飲み物に全く興味がなくなることなのだとgeefeeは思うのです。
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